ど~も!
バイク街のコッシーでございます。
後輩さんが力をつけてきて頂いたので、コッシーはもっぱらややこしい系中心に対応させて頂いております。
今年も気づけばあっという間に12月ですね!重整備は冬の時期にしていきましょうね!
さて、今回のお題はCBR1000RRの中のSC57 2005Mです。
このモデルも10年以上経ってきて故障が見受けられるようになりました。
コッシーは新車の時の調子を知っているだけになんだか感慨深く、思わず目線が遠くなってきます。
では涙をこらえて症状はこんな感じです。SC57国内フルパ仕様、38000km
基本的には始動不良「エンジンがなかなか始動しない」なのですが、始動した後も動画のような症状を確認できました。
セルボタンを押すとエンジンが止まります・・。
結果的に原因は同じでしたが、皆さん原因分かますか???
お客様から問診をしていくと
・かかりが悪い時にブースターをつなぐと掛かる時がある。
・始動後の調子は良い
・一度かかるとその日は調子よくかかる。
なるほど~。何が何だかわかりませんねwwとりあえず電気系かな~という目論見を立てておきます。
そして基本的な点検からスタート
1.症状確認 →確かにエンジンかかりにくい。たまにボロっとは言うから点火はしてる?
2.スパークプラグ点検 念のため交換 →変わらず
3.フルパ配線点検 劣化千切れかけあり。修正→少し良くなった?
4.↑エンジンまったくかからない事は無くなったが、初爆でつまづき、イマイチ。
5.スロボ同調点検 #3 #4 が調子でない これも原因?なのか?
6.ヒューエルポンプ燃圧点検 波打ち大 これも原因?なのか?
7.ヒューエルポンプ交換→波打ち改善→症状変わらず。
ん~~。あとはスロボ系だけど簡単に交換とはいかないので、後輩君の2006Mを拝借
8.スロボ、インジェクタを入れ替える→症状変わらず。
9.フルパ配線を国内に戻す→症状変わらず→燃料関係以外が確定
さぁ。あとは点火系にしぼるとECUも視野に入る。ECUの値段をホンダに聞くとまさかの10万越え!!!
笑ってしまいましたww
という事で同年式のお客様に電話してご協力を要請しました!快諾頂きありがとうございます!ピカピカに磨いてお返し致しました。
と、ここで新たな症状に気づく。動画のように「アイドリング中に、セルスイッチを押したらエンジンが止まる。」
始動性の不良だけだとシューティングが難しいですが、新症状によって少し光明が見えてきました。
10.双方にECU入れ替えて始動テスト、→新症状変わらず。 おお~いマジか。次!
11.点火システム点検中、時々、新症状が治る事も確認。。。。
12.さらに新事実!サイドスタンド格納してると新症状発生しない!→これってもしや。。
13.ダイード入れ替え→変わらず。 まぁ壊れんわな。
14.という事は・・。ニュートラルセンサを直アース落とし→改善!新症状出ず! おお~キタコレ。
15.テスト車とニュートラルセンサ入れ替え→症状出ず。良好 →テスト車に疑義センサ装着→症状でる。 ふい~。
原因はニュートラルセンサでした。
っていうか。。終始ニュートラルランプちゃんと点いてるやん!!!!
それでも疑わないといけないのですね(涙)
精進致します。。
まぁ。
直って良かった。
先っぽは少し減ってますが、それ以外は特におかしくないニュートラルセンサです。
今回車両を拝借させて頂きましたJ様!ありがとうございました。コッシー